簿記の効率的な勉強方法
簿記を取りたいすべての人へ!
2020年2月受験で、日商簿記検定3級&2級のダブル受験をしてきました。結果、無事両方とも合格でした!!
ゼロベースから2か月で簿記2級に合格するための方法論をまとめました。
昇進のため、自己啓発のため、暇だからとさまざまな理由で簿記2級目指す方の参考になれば嬉しいです。
自分が実践したことではなく、あくまで振り返ってみて、もう1回やるならどうするか、を書いてます。
また勉強時間ですが、あくまで知識ゼロベースでの時間で個人的なイメージレベルの数字です。
私の周りの人は、完全に理系で、半分以下の時間でやってる人もいました。。泣
再現性のあるやり方になるので、是非参考に簿記合格を勝ち取ってください!
どうやったら最短で簿記2級に合格できるか?
どうしたら、最短で簿記2級に合格できるのでしょうか。
簿記合格を目指す人なら、誰しもが知りたいことだと思います。
必要なのは、「戦略」です。どのように簿記2級試験に挑戦するか、説明しましょう。
簿記検定とは何かというと、「暗記」の試験です。
商業簿記は「仕訳」が全てであり、工業簿記は考え方を覚えているかの試験なのです。
重要なことなので補足しますが、私は合格できた後なのでこのように言えますが、受験勉強中は分かりませんが、誰も教えてくれません。有名な書籍にも書いてありません。
その前提であれば、簿記2級合格に向けてやるべきことは非常に明確になります。具体的には、
- 仕訳を脊髄反射レベルでマスターする
- 工業簿記対策を重点的に行う
- その他の商業簿記は、「時間あるな」「簿記飽きたな」と行った場面で対策する
これを行うことで、
まず工業簿記(問4,5)は安定した得点源として確立。残り30点を商業簿記で取れれば合格となります。
仕訳を重点的に行うことで問1の対策に加え、問2,3の部分点が確実に取れるようになります。
勉強のコツ!
学習していくなかで、全てに一貫して使用しているテクニックがあります。
それは細切れ時間を意図的に作って簿記対策をすることです。
細切れ時間を意図的に作るとは、例えば午前中に10分間の休憩時間を作り、これを簿記対策の時間に当てます。
通勤時間でも良いですし、お昼休みなど様々な場面で作ることが出来ると思います。
これを行うことで、例えば朝勉強しよう!とか夜家に帰ってやるぞ!って時以外で既に1時間程度の勉強をしている計算になります。
なんかやる気でないなー今日は!って日でも1時間勉強していることになるのです。
これは、暗記=反復&継続が最も重要な要因となる試験ではとても効果があります。
そのうえ、精神的にも毎日継続して勉強できているという自信にも繋がりますので、是非取り入れてください。
スケジュール
- 1月前半:簿記3級(ふくしままさゆきさんKindle本&パブロフ問題集)
- 1月後半:簿記2級インプット(ふくしままさゆきさんKindle本&パブロフ流テキスト&問題集)
- 2月前半:簿記2級問題集(パブロフ問題集)
- 2月後半:過去問や予想問題集
3級対策
まずはふくしままさゆきさんのKindle本を読みます。
そして読みながらスキマ時間にアプリ(パブロフ流仕訳アプリ)を使って、学習した分野の仕訳をします。
テキストは今後も分からないことがあれば立ち返って読み直しますが、この段階では2周読んでおけば十分でしょう。
全てを理解/記憶できなくても、アプリで継続&反復することで覚えていくので焦らなくてOKです。
その後、3級の問題集(パブロフ流問題集)を解きます。こちらも2周やります。
1周目で解き方がすぐに分かった問題は〇(細かいミスは気にしない)、解き方が想像できなかった問題は×。
2周目は×のみやり直し。こちらもすぐには理解できない部分があると思いますが、100%理解できてなくてOKです。
あくまで2級合格すればチャラなので。
2級の学習スタート
- 商業のテキストを読みます(1週間) こちらもやり方は同じです。
ふくしままさゆきさんのKindle本(商業を先に!)を読んで、学習したテーマの仕訳をアプリ(パブロフ流アプリ)で復習していきます。ここが最も負荷が高いです。
というのもテキストでいくら分かりやすく説明されても、実務経験ゼロなのでイメージが掴みにくいからです。
とにかく2周読み切ることを優先しましょう。特に分からないテーマは3回読んでも良いと思います。 - その後、すぐに工業の対策に入ります。あくまで工業簿記を解けるかどうかが合格の分かれ道です。しかし工業対策をしながら、スキマ時間で商業の仕訳アプリで復習は続けていきます。
工業のテキストを読みます(1週間) 同じくKindle本と、工業は重点対策分野ですので、パブロフ流工業簿記テキスト&問題集も読んでおきます。さらにアプリも使って、学習したテーマの復習をします。
問題集をやりこむ
商業・工業それぞれ3周回せれば十分です。ここの周回回数が合格率に直結しますので、頑張って回しましょう。
飽きたら、アプリで仕訳を気軽に行います。アプリは基本的に間違えても何も感じないことが重要です!
回数やれば出来るようになります。いちいち1問ごとに喜んだり悲しんだり感情を持つエネルギーが勿体ないので、省エネで行きましょう。
過去問/予想問題集をやる
予想問題集を6回分やります。
間違えたテーマは問題集に戻って復習しておきます。あとはいつも通り細切れ時間にアプリをやりこみましょう。
この時点まで来ると仕訳も多い問題では10回ほど回答履歴があります(いい加減覚えろよと思いますが、気にしない)
試験当日
試験はメンタルだと考えてます。
いかに平常心でいつも勉強しているように解くことができるか。
なので、試験日の見直しは本当に軽くでOKです。2か月やってきたので問題なく合格の実力はついてます。
不合格の要因とすれば、ベースとなる工業簿記が問4,5共に誰も見たことない難しい問題が出た、普段なら解ける問題もテンパって解けないの何れかです。
商業簿記は部分点30点(60点満点)だけ取ればいいので、問題がどうなろうと関係ありません。
60点満点の商業で半分の30点取れないのは明らかに仕訳に対する準備不足ですので、そうならないためにひたすらアプリで対策してきました。
使用教材
- Kindle本(unlimitedならタダです)
- ホントにゼロからの簿記3級 『ふくしままさゆきのホントに』シリーズ
- 独学応援!ホントにわかる!簿記2級工業簿記 『わかってうかる日商2級』シリーズ
まとめ
このように、試験合格から逆算して勉強を進めることで、文系知識ゼロからでも2か月程度で簿記に合格することができました。
試験勉強はつらい時も多いものですが、正しく努力すれば必ず合格できます。
みなさんもぜひ参考にして、受験勉強がんばってください!
それでは、また次の記事もお楽しみに!
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